3・11から13年目を迎えるにあたって
「忘れない。私たちはこれからもずっと、被災者の方々と共にあります。」
3月11日(月)の午後SHRでは、東日本大震災から13年を迎える日として全校放送を行い、3月14日(木)に改めて全校集会(1,2学年は対面、その他の学年はリモート中継)を実施しました。
3月11日(月)
午後のSHRでは各クラス、全校生徒が震災で犠牲となった方々の命に対し、一分間の黙とうを捧げました。
放送では、2011年から毎月11日に一度も欠かすことなく継続して行っている「思いを寄せる日」を始めた経緯を説明しました。また、先輩たちが2011年7月に実際に被災地に行き、そこで出会った方々とのこれまでのつながりと、毎年訪問し、被災者から直接聞き取った「13年経った今」の心境や状況も伝えました。「あの日に戻らなくていいようにするために…」13年前の今日を自分事として、仲間と共に考えた一日となりました。
3月14日(木)
3学期末試験の返却後、コロナ以降初めて、対面での全校プレゼンを実施しました。多目的ホールに集合した1・2年生を前に、生徒会執行部とヒューマンライツ部が合同で、詳しい被災地の状況を発表しました。13年前、彼らはまだ生まれたばかり。当時の震災については知らない生徒も多く、真剣に聞き入っていました。このプレゼンテーションでは、3月11日の放送で伝えた内容に加え、現地へ行った先輩方から届いたレポートを要約し、被災地に行って肌で感じたことや自分たちがこれからどのように行動していくべきかを伝えました。
13年前の「あの日」に起こったことを知り、また今年1月1日に発生した能登半島地震の現状に目を向け、改めて震災の恐ろしさと防災の大切さを考え、自分たちにできることを仲間と共に考える1週間となりました。
震災が発生した日だけを思い出すのではなく、日常の中で「あの日」を思い起こし、
「忘れずにいること、伝え続けること」をこれからも全員が仲間と共に継続していきます。
※写真上部4枚は3.11放送の様子、下部4枚は全校集会(プレゼン)の様子