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2024年3月

2024年3月17日 (日)

3・11から13年目を迎えるにあたって

「忘れない。私たちはこれからもずっと、被災者の方々と共にあります。」

 

3月11日(月)の午後SHRでは、東日本大震災から13年を迎える日として全校放送を行い、3月14日(木)に改めて全校集会(1,2学年は対面、その他の学年はリモート中継)を実施しました。

3月11日(月)

午後のSHRでは各クラス、全校生徒が震災で犠牲となった方々の命に対し、一分間の黙とうを捧げました。

放送では、2011年から毎月11日に一度も欠かすことなく継続して行っている「思いを寄せる日」を始めた経緯を説明しました。また、先輩たちが2011年7月に実際に被災地に行き、そこで出会った方々とのこれまでのつながりと、毎年訪問し、被災者から直接聞き取った「13年経った今」の心境や状況も伝えました。「あの日に戻らなくていいようにするために…」13年前の今日を自分事として、仲間と共に考えた一日となりました。

 

3月14日(木)

3学期末試験の返却後、コロナ以降初めて、対面での全校プレゼンを実施しました。多目的ホールに集合した1・2年生を前に、生徒会執行部とヒューマンライツ部が合同で、詳しい被災地の状況を発表しました。13年前、彼らはまだ生まれたばかり。当時の震災については知らない生徒も多く、真剣に聞き入っていました。このプレゼンテーションでは、3月11日の放送で伝えた内容に加え、現地へ行った先輩方から届いたレポートを要約し、被災地に行って肌で感じたことや自分たちがこれからどのように行動していくべきかを伝えました。

 

13年前の「あの日」に起こったことを知り、また今年1月1日に発生した能登半島地震の現状に目を向け、改めて震災の恐ろしさと防災の大切さを考え、自分たちにできることを仲間と共に考える1週間となりました。

 

震災が発生した日だけを思い出すのではなく、日常の中で「あの日」を思い起こし、

「忘れずにいること、伝え続けること」をこれからも全員が仲間と共に継続していきます。

※写真上部4枚は3.11放送の様子、下部4枚は全校集会(プレゼン)の様子

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2024年3月16日 (土)

3年生修了論文プレゼンテーション大会

https://youtu.be/AWzkmUmcVos

2月7日(水)7限目に、3年生が1年間かけて取り組んできた修了論文のプレゼンテーション大会をおこないました。修了論文は各自の興味関心に応じて設定した疑問を仮説を立てて検証する、盈進中学校のオリジナル教科「読書」の集大成とも言える取り組みです。テーマに関連する本を3冊以上読んで調べ学習を進め、夏休みにはその道の専門家である大学の先生や企業の研究者へのインタビューや、鑑賞・観察ならびに実験などをおこなうフィールドワークにも挑戦しています。そしてこの論文の完成までには「読書」担当の先生、担任の先生の以外にも、全員に個別指導の先生がつき、初めての本格的な探究活動を支えてくれるのです。

修了論文を完成させたあとは、後輩のためにプレゼンテーション大会を開きます。第1部では全ての3年生が数名の2年生を前に個別プレゼンをおこない、第2部では各クラスから選ばれた合計6名の生徒が代表者プレゼンをおこないます。1年間に渡る探究活動を完成させ清々しい表情の3年生、そしてそんな先輩たちの姿に目を輝かせる2年生。

「読書科」創設から32年目、「修了論文」開始から16年目、そして後輩に向けた「プレゼンテーション大会」も5年目を迎えました。これまでの「読書」の授業で培ってきた「読む力(知る)」「書く力(考える)」そして「伝える力」を発揮し、これから修了論文に臨む後輩たちの心に火をつける盈進中学校伝統の大切な時間となりました。

2024年3月11日 (月)

3月11日「思いを寄せる」日

「3月11日を忘れない。

今日で東日本大震災から13年。

8月20日を忘れない。

今日で広島市大規模土砂災害から9年6ヶ月。」

 

今日で東日本大震災からちょうど13年が経ちました。

死者19775人(震災関連死を含む)、行方不明者2550人と報道されています。

震災から、前を向いて歩き始めた方がいる一方で、大切な人を失った悲しみ、未だ行方の分からない家族を待つ苦しみは、13年経った今も変わりません。

何年たっても癒えることのない傷を負って生きる人がいることを忘れてはなりません。

 

忘れないでいることが、誰かの希望となること、自分や周りの大切な人を守る行動につながることを胸に刻み、これからも地道に謙虚に活動を続けていきます。

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