思いを寄せる日
2015年3月11日。
東日本大震災から今日で4年を迎えます。もう4年ではなく、まだ4年。
本校では、2011年11月11日から毎月11日、震災以来「思いを寄せる日」として生徒自らが校門に立ち続けています。3月に入りましたが、朝の冷え込みは依然厳しく、今朝もかじかむ手にボードを握り締めて、被災者に思いを寄せながら、全校生徒に呼びかけました。
4年の月日が経った今でも避難生活を送る人々の数は約22万9千人にのぼると言われています。また被災3県では恒久的な住まいとなる災害公営住宅の完成が15%にとどまり、厳しい状況が続いています。こうした現状を知り、自分を見つめ、自分達にできることを全員で考えていかなければなりません。
来週3月16日(月)には宮城県岩沼市から遠藤和美さんが来校され、全校集会の中で話をして下さいます。遠藤さんは震災で最愛の夫を亡くされました。本校生徒も彼女との文通を通じ、生き抜く大切さを痛切に感じるとともに、多くを学んで来ています。来週月曜日(14:00~)、ご本人とお会いできることにも感謝し、全校でお迎えいたします。
広島大規模土砂災害から7カ月。そこにあった普通の生活が一瞬にして消え去った現実。
4年 そして 7カ月。月日の長さは違っても変わらないものがあります。
忘れてはなりません。今日、こうして仲間と集えること、学べること、そして同じ空間で同じ時を過ごせること。
すべての人に思いを寄せて一日を過ごします。