スイゲンゼニタナゴ、今年も生まれました!
盈進の文化部室棟の一室は、冷暖房完備の飼育室として整備され、スイゲンゼニタナゴという小さな淡水魚を飼育繁殖させています。スイゲンゼニタナゴは岡山県と福山市だけに分布しており、絶滅寸前のため、国内希少野生動植物種に指定され、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」により採捕はもちろん、飼育、販売、譲渡などが禁止されています。盈進で飼育できているのは、この法律が制定される以前から福山産個体群の系統保存のため飼い続けているものだからですが、今年も1ヶ月程前から稚魚が次々に誕生しています。現在25本の小型飼育水槽では、自力で泳げるようになったばかりの稚魚から、1ヶ月程たって体の幅がでてきた幼魚までが、元気に泳いでいます。