核兵器禁止条約発効
本日1月22日、核兵器禁止条約が発効されました。この歴史的な日に際し、生徒会執行部とヒューマンライツ部の生徒約25名が校門に立ち、登校してくる全校生徒へ呼びかけました。また、昼休憩中に、生徒会 会長(中高とも)・副会長・執行部のメンバーおよびヒューマンライツ部数名で「条約発効に向けてのメッセージ」を全校放送しました。
これまで継続して「もう誰にも自分と同じ思いをさせてはならない」という被爆者の魂の叫びを受け継ぎ、寄り添い、核廃絶に向けて活動を行ってきています。
原爆投下から76年、被爆者の、そしてその家族の悲願でもある核廃絶へのスタートラインにようやく本日、立つことができました。
しかし、核保有国と核の傘に守られる国は未だ核兵器禁止条約への批准をしていません。
世界で一番、核被害の恐ろしさと核の非人道性を知っている日本は、「核兵器禁止条約」をテコに、核保有国と非核保有の「橋渡し」としての役割を果たすべきではないでしょうか。
中高生の平和を希求する素朴で純粋な力で、「核無き世界」を作っていけるよう、活動を続けていく必要があります。
「核と人類は共存できない」。原爆死没者、被爆者の方々に「世界から核が無くなりました。」と報告できる日を目指します。
1月22日付『朝日新聞』社説には2019年度卒業生、高橋悠太くん(慶大法2年:彼の活動に関しては本校HPでもご確認いただけます。)の活動やコメントも掲載されており、「条約の価値と世界の変化を伝え、誰一人ヒバクシャにしない社会をつくりたい。」と述べ、今後も活動の輪を広げていく強い意志を示しています。