アメリカ総領事来校
アメリカ総領事来校
10月21日(金)にリチャード・メイ・ジュニア(Richard Mei Jr)在大阪・神戸米国総領事が来校されました。
今夏、本校硬式野球部が甲子園出場を果たした2022年は,米国から日本へ野球(ベースボール)が伝わって150年の節目となるメモリアルイヤーです。
本校野球部の48年ぶりの甲子園出場をきっかけに,総領事の来校が実現しました。
和やかな雰囲気の中,約2時間のwelcome ceremonyが行われました。
会場の多目的ホールでは,中学2年生生徒がall EnglishでのMCを務めました。野球部新キャプテン他3名によるスピーチや,中学校1年生による本校の紹介,剣道部によるパフォーマンスが行われました。
アメリカ総領事との交流は,生徒自身が「仲間とともに自分で考え自分で行動する」盈進共育のもと,自発的に計画し,事前準備と練習を重ね,すべて英語で行いました。
コロナ感染予防対策のため,3~6学年の生徒は各教室でリモートによる参加となりましたが、各教室では,仲間のパフォーマンスや総領事のお話に,熱心に目と耳を傾ける生徒の姿が印象的でした。
甲子園での応援で使用した帽子,タオルを身につけて,総領事をお出迎えしました。総領事にも感激していただき,自らも帽子を身につけてお話してくださいました。
剣道部によるデモンストレーションを通して,日本の武道の精神を伝えました。圧巻のパフォーマンスもさることながら,英語での丁寧な説明にも,総領事は大きくうなずかれていました。
総領事はbaseballの大ファンで,海外で活躍する日本人選手や,日本で活躍したアメリカ人選手の話などを交え,日米のこれまでのつながり,そして今後の日米関係の未来についてお話されました。中でも,Jackie Robinson選手(アメリカ・メジャーリーグ初の黒人選手)に触れられ,黒人差別に関して生徒たちに熱く語られておられる姿が特に印象的でした。
校長先生より,「家に帰ったら,Jackie Robinson選手を調べてみよう!」という投げかけがでる一幕もありました。生徒に身近な「野球」という話題から,差別問題,そして平和について考える貴重な時間となりました。
質疑応答の時間では,多くの生徒たちが英語で質問しました。
「What subject should I study to become a consul or ambassador?」
という質問に対し,「English. We can be a bridge between Japan and the US by using English.」
と,笑顔で,そして真剣に答えてくださいました。
中庭に移動し,音楽部の演奏,応援部のパフォーマンスを行いました。音楽部の演奏した「Sing Sing Sing」は,総領事の大好きな曲であり,体を動かしながら,生徒とともに楽しんでおられました。
応援部のパフォーマンスでは,甲子園での応援を再現するように,多くの生徒がEishin Towelを大きく振りかぶり,応援部と一体になり,大盛況のうちに閉幕となりました。
「野球」を通じて,今回のRichard Mei Jr総領事との出会いにつながったことは,日頃より本校を支えてくださっている皆様のおかげだと改めて感じました。心より御礼申し上げます。
来年度も,甲子園で総領事と再会できることを心待ちにしています。