12月12日(土)、「09 福山人権・平和フェスタ~響きあい,つながりあって,みんな地球に生きる人(第61回人権週間の集い)」(於:福山市人権交流センター,福山市主催)が開催されました。本校からはヒューマンライツ部と生徒会の仲間が参加し,ステージ発表,受付やお茶席やバザーの手伝い,核廃絶署名活動,などを行いました。午前中、ケニア大使館職員をお迎えして、羽田市長あいさつやセレモニーが行われました。つづくケニアダンスやベトナム舞踊など、国際色豊かなステージの中で、本校生徒は「赤とんぼ」「ふるさと」「Heal the world」手話歌を披露。大きな拍手をいただき、感激しました。午後は、医師として世界の紛争地などで活躍する桑山紀彦さんの活動の様子を大画面で、桑山さんオリジナルの歌を生演奏で視聴しながら「ボランティアとは」「社会貢献とは」を深く考える学習の場となりました。私たちの活動をいつも応援してくださるNPO「ゆにば~さる」(主催,協働者)の大元光代さんはじめ、各市民活動団体の方々、福山市職員の方々などにこころから感謝申し上げます。
11月15日(日)福山ニューキャッスルホテルで09(平成21)年度同窓会総会が盛大に行われました。
開会に先立つ30分間、高校生徒会長と音楽部とヒューマンライツ部が招かれ、音楽部が迫力ある演奏を、ヒューマンライツ部が音楽部の演奏にあわせて手話歌を披露し、高校生徒会長が「同窓会奨学生基金」など、日頃の在校生に対するご支援に対して感謝の気持ちを直接述べる機会をいただきました。
私の盈進生としての誇りが三つあります。一つは、福山に根ざした105年の伝統です。二つ目は、政財界をはじめ、あらゆる分野で活躍されている26,000を超える先輩方の存在です。三つ目は、盈進の仲間です。
その中には、長引く不況や様々な家庭の事情などから、経済的に困難が生じ、学校を続けることができなくなる仲間がいます。昨日まで机を並べていた盈進の仲間が、志半ばで盈進を去らざるを得ないことは、最も悲しいことです。ですから、そんな仲間を救ってくださる「盈進同窓生奨学金制度」は私たちの自慢であり、何よりも嬉しい制度です。
給付を受けている仲間は、私のまわりにいます。今日も明日も、その仲間達と勉学、クラブ活動、生徒会活動に励むことができる毎日を送ることができるのは、まさに先輩方のおかげであり、感謝の気持ちでいっぱいです。
どうか先輩方、私たちの日常を、学校に上がって来て、見て、そして、私たち後輩達を励ましてください。そしてどうか、これまで以上に、私たち後輩達のために、ご尽力いただけますよう、心からお願いいたしまして、私のあいさつといたします。
演奏は、行進曲「青空と太陽」、「ディープ・パープルメドレー」「ど演歌えくすぷれす」(音楽部単独)、「赤とんぼ」、「ふるさと」、「涙そうそう」(演奏・手話歌を入れてのヒューマンライツクラブとの共演)を行いました。盛況の会場からは、同窓生の先輩方から「演奏を一緒になって楽しめた。」「来年も是非演奏を聴きたい。」等あたたかい声援・拍手をいただきました。多くの先輩方の前での演奏・披露できることは、音楽部/H.R. CLUBにとっても大変光栄なことです。生徒達にとっても、大きな励みになりました。是非来年も参加させていただけるよう、練習に励んでいきたいと思います。ありがとうございました。
ヒューマンライツ部中高生部員は、神辺町中条の「かやのみ保育園・幼稚園」(保育園長・足利義信先生、幼稚園長・熊原得也先生)のご厚意で、作品展に出展、バザーのお手伝いをさせていただきました。子ども達の素晴らしい作品と、先生方のあたたかいご指導・笑顔に囲まれた中での貴重な体験でした。先生方、保護者のみなさま、子どもたちに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
作品展では一部屋をお借りして、核廃絶署名、アジアの子どもに井戸を贈るプロジェクト(募金活動)、中高生平和サミット(沖縄尚学、広島女学院、今治明徳矢田分校と協力)、年間研究(ハンセン病療養所の将来構想問題)について、展示させていただきました。ご来場の方に、部員がポスターセッションで、ご案内いたしました。熱心に聞き入ってくださいましたこと、署名、募金のご協力、ありがとうございました。
ステージは、先生方の「ブラックファンタジー」の前座でした。ビートルズの前座を務めたザ・ドリフターズの心境で、手遊び、手話歌、踊りなどを披露させていただきました。子ども達との交流をあたためる機会となり、そのご配慮に心から感謝いたします。今後ともよろしくお願いします。
7日は広島女学院中高主催の「Punahou Peace Project(プナホウ ピース プロジェクト)」に参加させていただきました。ハワイ・プナホウ高校はオバマ米大統領の母校です。そこに勤務する広島出身・被爆二世のピーターソン・ひろみ先生が原爆のことも掲載した独自の教科書を作成しておられます。その教科書の収益を元に設けた平和奨学金を使い、プナホウ高校からケイラ・ムラタ(日系)さんとケビン・チャン(韓国生まれ)を連れて広島に帰って来られました。広島での合同署名活動にはこの二人も参加。二人はハワイに帰って、署名活動を展開すると張り切っています。
広島女学院高、修道高、筑波大付属駒場高、本校生徒による合同の英語を使った平和交流でした。本校生徒の参加者は7名。英語で「ピースメッセージ」を作成し、プレゼンテーションを行いました。その後、英語によるディスカッションに参加。平和メッセージを横断幕に書き込んだりしながら、核兵器廃絶に向けて参加者みんなで「YES, WE CAN!」と声をそろえていました。貴重な機会を与えてくださいました広島女学院中高(特に高見先生や安宅先生)、修道や筑駒の生徒、教職員の方々に心から感謝申し上げます。
8月3日(月)にエリザベト音楽大学教授でトランペット奏者の山城宏樹先生をお迎えして指導していただきました。先生は、吹奏楽コンクールの全国大会審査員も勤められ、吹奏楽指導において大変有名な先生です。
お忙しい日程を割いていただき、本校に指導に来ていただきました。側で聞いているだけでも、全体の音がかわっていくのが分かりました。「生徒の反応が良い」等、お褒めの言葉もいただきました。顧問自身も、学生時代にかえって緊張感ある指導をしていただき、学ぶことや発見も多くありました。
部員も指導を受けて自信がついたようで、学んだことを活かして、8月8日に行なわれる吹奏楽コンクールに向けて練習していきます。
経歴:パリ国立高等音楽院卒業/エリザベト音楽大学教授、サイトウキネン オーケストラ、ジャパン ブラス ソロイスツ、吹奏楽コンクール審査員等
7月4日(土)・5日(日)、岡山県にある国立(ハンセン病)療養所・長島愛生園と邑久光明園を訪れました。絶対隔離政策のもとで、家族や古里を奪われ、長い間療養所生活を余儀なくされたハンセン病療養所入所者の平均年齢は80歳を超えました。現在、ハンセン病問題の最重要課題の一つが「療養所の将来構想 -最後まで入所者の人権を守る。開かれた療養所をめざす」です。ヒューマンライツ部はこの問題を今年度の研究・調査テーマに設定しています。入所者の方々や関係者(医者、職員、弁護士等々)からの聞き取りを通じて、「生きる意味」「中高生としての役割」「社会との関わり」等について学び、今後の調査・研究の基礎資料を作るための聞き取り調査でした。「入所者の方が『生きていてよかった』と思える療養所と社会であるために」という視点を忘れず、地道に活動を続けます。お世話になった近藤弁護士、田村さん(長島愛生園歴史資料館学芸員)、金さん(長島愛生園入所者)、石田さん(長島愛生園入所者)、青木医師(邑久光明園副園長)、岡田さん(長島愛生園看護師)に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
5月30日(土)、ヒューマンライツ部(中3~高2生)と海外語学研修(ロサンジェルス)に参加する予定の生徒など17名の生徒が、「被爆地ヒロシマ」の実相を英語で伝えられるように、広島女学院高校の仲間達と共に研修を受けました。セミナーは、広島平和文化センター(理事長:スティーブン・リーパーさん)の主催です。
午前中は、広島女学院高校にて、今年の「核廃絶!ヒロシマ中高生による署名キャンペーン」の行動方針(趣意)や日程などを確認しました。グループディスカッションでは、署名活動の環を広げるために自分たちに何ができるかなどを話し合いました。いつも生徒達の署名活動を応援してくださる李実根(リ・シルグン:朝鮮人被爆者協議会会長)先生からは、いつもと変わらぬ温かい応援のお言葉と的確な示唆をいただきました。
午後は、平和資料館でまず、「地球平和監視時計」を見学。先日5月25日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が核実験を行ったことでリセットされた表示板をみて、核兵器廃絶の思いを新たにしました。その後、館内を広島女学院の生徒さんに案内をしてもらいながら見学。その後、セミナーに参加しました。「やはり、もっと英語を勉強しなきゃ!」という思いを強くしました。最後は、スティーブン・リーパーさんと直接対話。「リーパーさんが中高生に時には、どんな平和貢献活動をしていましたか?」などの質問を英語で行いました。核廃絶の署名など、力を合わせて行動することの大切さを互いに確認し、有意義な一日を終えました。帰路のバス内では、英語の歌を大合唱!
李実根先生、スティーブン・リーパーさん、講師(通訳)の沖田さん、広島女学院高校の関係者のみなさん、大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。