【ヒューマンライツ部】第18回 ボランティア・スピリット賞 全国表彰式&フォーラムへ参加
この賞は、米国最大級の金融機関プルデンシャル・ファイナンシャルが95年から米国にて開始した青少年のボランティアを支援する制度です。現在では米国、日本、韓国、台湾、アイルランド、インド、中国で開催されています。
本校ヒューマンライツ部は中・四国ブロック賞を受賞し、全国表彰式へ参加する機会を得ました。全国から40の受賞者が参加し、それぞれの活動内容をオリジナリティー溢れる手法でプレゼンテーションを行いました。本校からは6年I組小川千尋さん(元ヒューマンライツ部代表)が部を代表して元気に、心をこめて報告しました。
初日は、互いにボランティア活動を通じて成長した点などを発表し合い親睦を深めました。震災で実際に被害を受けている地域からの現状報告、そしてその思いを直接聞き、知らないことも多々あり、多くを考える機会となりました。
二日目、いよいよ授賞式です。会場は大きく立派でした。大阪国際会議場でステージ一杯のスクリーンに受賞者にも緊張感が広がりました。会場はほぼ満席。約500名の来場者から温かい拍手を頂き、盛り上がりました。OBからのスピーチや元マラソンランナーの有森裕子さんからの熱いメッセージを受け、ステージに立つ生徒たちの緊張も少し和らぎ、笑顔が一層輝きました。
会場出入り口には各活動内容が展示され、来場された多くの方々が各資料を手に活動内容を真剣に見られていました。小川さんは、これまでの東日本大震災被災者支援活動を中心に、広島市土砂災害支援ボランティア等についてプレゼンしました。こうした機会に恵まれたのも多くの方々の支えがあってからこそだと心より感謝致します。
授賞式で多くの希望と感動を得た若人たちは、OG川口加奈さん(NPO法人Homedoor 代表)とのセッションを行い、さらに多くを学びました。そして、「これから自分達にできるボランティアにはどのようなものがあるのか」を話し合い、次の日の全体プレゼンに向けての準備も綿密に行いました。
最終日、先日から各グループで取り組んできた「自分達にできること」についてのプレゼンテーションを行い、それぞれの発表に対して多くの質問が飛び交い白熱した時間となりました。ファイナルミィーティングでは、参加者全員がこの3日間を通じて感じたこと考えたことを発表しました。多くの参加者が仲間との出会いに感動し、お互いのネットワークを拡げ、これからもつながり続けていこうとしている姿にまた新たな希望が見出せました。
このような出会いと感動と、そして希望を与えて下さった、主催者、スタッフの皆様、全ての参加者、来場された方々、誰より、これまで貴重な学びを与えつづけてくださった被災者の方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。