[中高/ヒューマンライツ部(H.R.CLUB)] ハンセン病問題聞き取り調査
7月4日(土)・5日(日)、岡山県にある国立(ハンセン病)療養所・長島愛生園と邑久光明園を訪れました。絶対隔離政策のもとで、家族や古里を奪われ、長い間療養所生活を余儀なくされたハンセン病療養所入所者の平均年齢は80歳を超えました。現在、ハンセン病問題の最重要課題の一つが「療養所の将来構想 -最後まで入所者の人権を守る。開かれた療養所をめざす」です。ヒューマンライツ部はこの問題を今年度の研究・調査テーマに設定しています。入所者の方々や関係者(医者、職員、弁護士等々)からの聞き取りを通じて、「生きる意味」「中高生としての役割」「社会との関わり」等について学び、今後の調査・研究の基礎資料を作るための聞き取り調査でした。「入所者の方が『生きていてよかった』と思える療養所と社会であるために」という視点を忘れず、地道に活動を続けます。お世話になった近藤弁護士、田村さん(長島愛生園歴史資料館学芸員)、金さん(長島愛生園入所者)、石田さん(長島愛生園入所者)、青木医師(邑久光明園副園長)、岡田さん(長島愛生園看護師)に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
- 左上:ハンセン病回復者支援ボランティア「ゆいの会」会長・近藤弁護士からの聞き取り
- 右上:長島愛生園の歴史資料館での学習後の記念撮影
- 左下:長島愛生園納骨堂の御霊に合掌
- 右下:邑久光明園副園長・青木医師からの聞き取り